太古の恐竜の骨

それはあるパンデミックの時代の暑いタイの田舎の出来事でした。

「暑いね、今日も外出できないし、エアコンも停電で動かないし、どうしようか」

「穴を掘って、シェルタを作ってみたら」

「でも、暑いから動きたくないよ」

「夜になったら、やってみてもいんじゃない」

夜になると、気温は30度近くまで下がりました。

「やっぱり、今夜はやめとこう」

「そうね、シャベルで掘るのもたいへんそうだし」

そんなことが続いた結果、1年後にかなり深い穴ができていました。

私がシャベルを地面にさしたとき、不思議な感触がありました。

骨があったのです。それも、巨大な骨でした。

その後、調査の結果、新種の恐竜の骨でした。

「恐竜の骨、それも新種、きっと高く売れるね」

「でも、こんなパンデミックの時代に恐竜の骨どころじゃないかもよ」

二人は、その恐竜の骨を博物館に寄付することにしました。

それから数年後。その恐竜の骨から、新種のウィルスのためのワクチンが開発されました。

二人はそのことを知る前に、新種のウィルスに感染して、この世を去ってしまいました。

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