「シンギュラリティ・チャンティング」へようこそ。これは、メタバース上で行われる唱題行のワールドです。ここでは、自我や妄想にとらわれず、心のフィルターをクリアにする体験ができます。極寒の佐渡ヶ島で厳しい生活を送った日蓮の精神を感じながら、一つの心、異体同心に近づく旅を始めましょう。自分自身と他者との繋がりを深く感じることで、より平和な世界に一歩近づくことができます。
日蓮大聖人の御書から励ましになる一節
日蓮大聖人の御書から励ましの言葉
原文:
「南無妙法蓮華経は、三世の仏法の肝心なり。三世の衆生を救うべき肝心なり。譬えば、三千世界の宝を悉く持ちて、一切の衆生に与うは、南無妙法蓮華経なり。」
意味:
「南無妙法蓮華経」こそが、過去・現在・未来の三世における仏法の核心であり、三世の衆生を救済するための最も重要な教えである。たとえるならば、三千世界の宝を全て持ち合わせて、一切の衆生に与えることこそが、「南無妙法蓮華経」である。
解説:
この御文は、『観心本尊抄』に示されたもので、日蓮大聖人が「南無妙法蓮華経」の持つ並外れた功徳と重要性を力強く説いたものです。
「三世の仏法の肝心」とは、過去・現在・未来全ての仏法の核心という意味です。日蓮大聖人は、釈迦如来が生涯をかけて説いた一切の教えが、最終的に「南無妙法蓮華経」に集約されると説きました。
「三世の衆生を救うべき肝心」とは、過去・現在・未来全ての衆生を救済するための最も重要な教えという意味です。「南無妙法蓮華経」は、単なる理論や思想ではなく、人々の苦悩を根絶し、真の幸福へと導くための実践的な教えであることを示しています。
「三千世界の宝を悉く持ちて、一切の衆生に与うは」という譬喩は、「南無妙法蓮華経」の価値を最も良く表しています。三千世界とは、仏教における宇宙全体を指し、その中の全ての宝を全て持ち合わせて、一切の衆生に与えるということは、計り知れないほどの利益をもたらすことを意味します。
日蓮大聖人は、「南無妙法蓮華経」こそが、一切の衆生を真の幸福へと導く唯一無二の道であると確信し、その教えを広めるために生涯を捧げました。
出典:
- 『観心本尊抄』
この言葉がもたらす励まし:
この御文は、私たちに希望と勇気を与えてくれます。どんな困難な状況に直面していても、「南無妙法蓮華経」を唱え、実践することで、必ず救いの道が開かれることを教えてくれます。また、「南無妙法蓮華経」こそが、真の幸福へと導く唯一無二の道であることを示し、私たちに生きる指針を与えてくれます。
日蓮大聖人の深い慈悲と力強いメッセージが込められたこの御文を、日々の生活の中で心に留め、勇気を持って歩んでいきましょう。