Singularity Chanting 20240616

画像提供:Being

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「シンギュラリティ・チャンティング」へようこそ。これは、メタバース上で行われる唱題行のワールドです。ここでは、自我や妄想にとらわれず、心のフィルターをクリアにする体験ができます。極寒の佐渡ヶ島で厳しい生活を送った日蓮の精神を感じながら、一つの心、異体同心に近づく旅を始めましょう。自分自身と他者との繋がりを深く感じることで、より平和な世界に一歩近づくことができます。

日蓮大聖人の御書から励ましの言葉:

Tensui
Tensui

日蓮大聖人の御書から励ましになる一節

観心本尊抄

「是故に、能々観心せよ。観心すれば、三世の諸仏・諸菩薩・諸天・諸金神・諸龍王・諸眷属・一切の衆生悉く観心の内にあり。是の故に、観心は即ち本尊なり。本尊は即ち観心なり。観心本尊一体なり。」(御書 p.317)

意味

この一節は、私たち自身の心を深く見つめることが、真の仏様や菩薩、天部、金神、龍神、眷属、そしてあらゆる衆生と繋がる道であると説いています。そして、その心を深く見つめることこそが、私たちが依るべき「本尊」そのものであると力強く示しているのです。

解説

日蓮大聖人は、私たち一人ひとりの内に、本来から仏性と呼ばれる悟りの心が備わっていると説かれました。しかし、煩悩や執着にまみれた心では、その仏性を曇らせてしまい、真の幸福を見失ってしまうのです。

そこで重要となるのが、「観心」という修行です。観心とは、自身の心を冷静に観察し、その中に潜む煩悩や執着を見つめ、取り除いていく修行のことを指します。

この観心を実践することで、私たちは次第に心の奥底に存在する仏性に近づき、真の幸福へと導かれていくのです。そして、その仏性こそが、私たちが依るべき「本尊」そのものなのだと、日蓮大聖人は説かれているのです。

励まし

日々の生活の中で、様々な困難や悩みを抱えることがあるでしょう。しかし、そのような時こそ、観心を忘れずに自身の心を見つめることが大切です。

心を静かにし、呼吸に意識を向けながら、今この瞬間に自分が感じていることをありのままに観察してみましょう。すると、そこに潜む様々な思いや感情、そしてそれらに囚われている自分自身に気づくことができるはずです。

観心を続けることで、次第に心の奥底にある仏性に近づき、真の強さや智慧が湧き出してくるのを感じるでしょう。そして、どんな困難にも立ち向かう勇気と希望を与えてくれるのです。

出典

  • 日蓮大聖人御書『観心本尊抄』

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