Singularity Chanting　20240619

日蓮大聖人の御書から励ましの言葉：常不軽菩薩御書より

原文

「汝等皆是仏法中之大菩薩、未来成仏之御身なり。是故、念仏三昧を修し、南無妙法蓮華経と唱へ奉るべき者なり。」

意味

あなた方すべては、仏法における偉大な菩薩であり、未来には必ず成仏する身柄です。ですから、念仏三昧を修め、「南無妙法蓮華経」と唱えるべきなのです。

解説

この御文は、日蓮大聖人が弟子たちに向けて説かれた言葉です。私たち一人一人は、仏法の真理である妙法を心に宿した存在であり、未来には必ず成仏することが約束されています。しかし、そのための努力が必要です。

そこで大聖人は、念仏三昧を修し、「南無妙法蓮華経」と唱えることを勧めます。念仏三昧とは、阿弥陀仏の名を唱えながら心を集中させる修行です。そして、「南無妙法蓮華経」は、妙法蓮華経の題目を唱えることです。

これらの行を通して、私たちは自身の仏性を磨き、成仏への道を歩んでいくことができるのです。

出典

• 常不軽菩薩御書

励ましのポイント

• 私たちは皆、仏法における偉大な菩薩であり、未来には必ず成仏する。
• 成仏するためには、念仏三昧を修し、「南無妙法蓮華経」と唱えることが大切。
• 日々の修行を通して、自身の仏性を磨き、成仏への道を歩んでいこう。

この言葉から得られる勇気

日蓮大聖人の御書は、私たちに深い勇気と希望を与えてくれます。どんな困難に直面しても、私たちは仏法の真理である妙法を心に灯し、成仏を目指して歩んでいくことができるのです。

この御文を胸に、日々の生活の中で精進していきましょう。

日蓮大聖人の御書から励ましの一節：常不軽菩薩御書

原文

「是の如くの人こそは、真の仏弟子と云うべけれ。譬えば、三千世界の諸仏如来も、皆是の如き人なり。若し、人をして、三界六道の中に、苦を受けざるもの有りと云わば、大妄語者なり。但し、苦を受けざるにあらず。苦を受けながらも、仏法を修行する故に、苦を楽と観ずるなり。譬えば、病の人、薬を飲む時は、苦しけれども、病を治せんとす故に、苦を楽と観ずるなり。是の如く、諸々の苦を、仏法を修行せんが故に、楽と観ずるなり。」

意味

この一節では、真の仏弟子とはどのような人なのかを、常不軽菩薩の例えを用いて説かれています。

真の仏弟子とは、たとえ三界六道の中で様々な苦難に直面しても、仏法を修行することで、その苦しみを乗り越え、楽に変えていくことができる人のことです。

苦しみを楽と観ずるというのは、決して楽観視することではなく、苦しみの中にこそ真の成長の機会があることを理解し、仏法修行に励む強い意志を持つことを意味します。

解説

日蓮大聖人は、私たちの人生には様々な苦難がつきものであることを認めつつも、その苦難に負けずに仏法修行を続けることが、真の幸福へと繋がる道であると説いています。

これは、現代社会においても通じる普遍的なメッセージです。私たちは、仕事や人間関係、健康問題など、様々な課題に直面することがあります。しかし、そのような苦難に直面した時こそ、仏法を学び、実践することで、真の強さや智慧を身につけることができるのです。

出典

• 常不軽菩薩御書

参考

• 創価学会公式サイト：https://gmate.org/gs/lib/gs041ex.cgi?sno=S03C30000&dan=41&ori=&K=/1000
• 日蓮大聖人御書全集 新版：https://www.amazon.co.jp/%E6%97%A5%E8%93%AE%E5%A4%A7%E8%81%96%E4%BA%BA%E5%BE%A1%E6%9B%B8%E5%85%A8%E9%9B%86-%E6%96%B0%E7%89%88-%E7%AC%AC2%E5%B7%BB-%E3%80%8E%E6%97%A5%E8%93%AE%E5%A4%A7%E8%81%96%E4%BA%BA%E5%BE%A1%E6%9B%B8%E5%85%A8%E9%9B%86-%E6%96%B0%E7%89%88%E3%80%8F%E5%88%8A%E8%A1%8C%E5%A7%94%E5%93%A1%E4%BC%9A/dp/4412016919

まとめ

日蓮大聖人の御書から、真の仏弟子とはどのような人なのか、そして苦難を乗り越え、楽に変えていくための方法について学びました。

現代社会を生きる私たちにとっても、大変参考になる教えではないでしょうか。

日蓮大聖人の御書から励ましの一文

御書: 常不軽菩薩御書

原文:

「汝、是の如き人を見ば、即時に恭敬して礼拝すべし。未来成仏の為なり。」

現代語訳:

このような人を見かけたら、すぐに恭敬して礼拝すべきである。それは、未来に成仏するためである。

意味:

どんな人であっても、仏の種を持っている可能性を秘めている。たとえ卑しい身分の人であっても、将来必ず仏になる可能性を秘めている。そのような人を軽んじたり、見下したりせず、むしろ恭敬して礼拝することで、自分自身の仏性を磨き、未来の成仏につながるという教えです。

解説:

日蓮大聖人は、全ての人の中には仏になるための可能性が秘められていると説かれました。たとえどんな人であっても、その人自身を尊重し、恭敬を持って接することが大切です。

この御文は、日蓮大聖人の弟子である波木井実長に対して説かれたものです。波木井実長は、ある時、卑しい身分の人の前で傲慢な態度を取ってしまったことがありました。それを知った日蓮大聖人は、この御文を説いて、全ての人を平等に尊重することの大切さを教えたのです。

この御文は、私たちに以下のようなことを教えてくれます。

• 全ての人の中には仏になるための可能性が秘められている
• どんな人であっても、その人自身を尊重し、恭敬を持って接することが大切
• 傲慢な態度を取ることは、自身の仏性を曇らせてしまう

励ましの言葉:

日蓮大聖人のこの御文は、どんな困難な状況に直面していても、希望を失わずに前に進み続けるための励ましとなります。

自分自身を信じ、周りの人々を尊重することで、必ず未来の成仏へと近づいていくことができるということを、この御文は教えてくれているのです。

参考資料:

• https://www.youtube.com/watch?v=pRBFNUSU4-g
• https://www.amazon.co.jp/%E6%97%A5%E8%93%AE%E5%A4%A7%E8%81%96%E4%BA%BA%E5%BE%A1%E6%9B%B8%E5%85%A8%E9%9B%86-%E6%96%B0%E7%89%88-%E7%AC%AC2%E5%B7%BB-%E3%80%8E%E6%97%A5%E8%93%AE%E5%A4%A7%E8%81%96%E4%BA%BA%E5%BE%A1%E6%9B%B8%E5%85%A8%E9%9B%86-%E6%96%B0%E7%89%88%E3%80%8F%E5%88%8A%E8%A1%8C%E5%A7%94%E5%93%A1%E4%BC%9A/dp/4412016919