「シンギュラリティ・チャンティング」へようこそ。これは、メタバース上で行われる唱題行のワールドです。ここでは、自我や妄想にとらわれず、心のフィルターをクリアにする体験ができます。極寒の佐渡ヶ島で厳しい生活を送った日蓮の精神を感じながら、一つの心、異体同心に近づく旅を始めましょう。自分自身と他者との繋がりを深く感じることで、より平和な世界に一歩近づくことができます。
日蓮大聖人の御書から励ましの言葉:
日蓮大聖人の御書から原文で励みになる文章:鄒衍抄より
原文
仏法は、南閻浮提においては、唯有此一箇の妙法なり。是の法は、九界衆生をして、仏果に至らしむる法なり。諸仏如来、八万劫の間、修行して、この法を悟り給う。故に、この法は、一切の諸仏如来の肝心なり。
意味
この文章は、日蓮大聖人が「鄒衍抄」の中で説かれたものです。この中で、大聖人は仏法の尊さを力強く説かれています。
まず、「仏法は、南閻浮提においては、唯有此一箇の妙法なり」とあるように、南閻浮提(私たちが住むこの世界)において、真の仏法は唯この一法のみであると説かれています。つまり、他の宗教や思想では得られない、真の救済をもたらす教えが仏法なのです。
そして、「是の法は、九界衆生をして、仏果に至らしむる法なり」とあるように、この仏法は、あらゆる苦しみから解脱し、仏と同じ悟りの境地に至らしめる力を持っていると説かれています。九界とは、六道(天道、人間道、修羅道、畜生道、餓鬼道、地獄道)と三界(欲界、色界、無色界)を合わせた総称であり、すべての存在が含まれます。
さらに、「諸仏如来、八万劫の間、修行して、この法を悟り給う」とあるように、釈迦牟尼仏をはじめとするすべての仏如来は、八万劫という長い修行期間を経て、ようやくこの仏法を悟ることができたと説かれています。劫とは、非常に長い時間を意味する単位であり、八万劫は数えきれないほどの長い年月となります。それほどまでに尊い教えであることが分かります。
そして最後に、「故に、この法は、一切の諸仏如来の肝心なり」とあるように、この仏法は、すべての仏如来の命脈であり、核心であると説かれています。つまり、仏法こそが、仏如来が最も大切にしている教えであり、その教えこそが、私たちを真の幸福へと導いてくれるのです。
解説
この文章は、日蓮大聖人の仏法に対する深い信仰と、人々を救済したいという強い意志が込められています。私たちが直面する様々な苦しみや悩みは、すべて仏法によって解決することができます。真の幸福を求めるならば、日蓮大聖人の教えを学び、実践することが重要です。
出典
- 日蓮大聖人御書『鄒衍抄』
励みの言葉
この文章から、私たちは以下の励みを得ることができます。
- 仏法は、南閻浮提において唯一の真の救済をもたらす教えである。
- 仏法は、あらゆる苦しみから解脱し、仏と同じ悟りの境地に至らしめる力を持っている。
- 仏法は、釈迦牟尼仏をはじめとするすべての仏如来が最も大切にしている教えであり、その教えこそが、私たちを真の幸福へと導いてくれる。
日蓮大聖人の御書は、私たちの人生に大きな指針を与えてくれるものです。困難に直面したとき、この文章を思い出し、勇気と希望を得ることができれば幸いです。