「シンギュラリティ・チャンティング」へようこそ。これは、メタバース上で行われる唱題行のワールドです。ここでは、自我や妄想にとらわれず、心のフィルターをクリアにする体験ができます。極寒の佐渡ヶ島で厳しい生活を送った日蓮の精神を感じながら、一つの心、異体同心に近づく旅を始めましょう。自分自身と他者との繋がりを深く感じることで、より平和な世界に一歩近づくことができます。
日蓮大聖人の御書から励ましの言葉:
日蓮大聖人の御書から励ましの言葉:佐渡御書
原文:
楠は冬枯れしてこそ春萌え出づるなり。松は雪に埋もれてこそ色濃やかに見え候へ。苦しき時こそ人の心修行の時なり。譬へば金は火にて試み、刀は石にて研ぐ。汝等もしんけんに法華経を信ぜんには、苦しみは必ずあるべし。しかしながら、其の苦しみを忍びて、更に信心を励ますならば、必ず仏果を得ん。
意味:
楠の木は冬に枯れてこそ、春に芽吹くものです。松の木は雪に埋もれてこそ、色濃やかに見えるものです。苦しい時こそ、人の心が修行される時なのです。譬えば、金は火で試され、刀は石で研がれます。あなたがたもし真剣に法華経を信仰するならば、必ず苦しみは訪れるでしょう。しかしながら、その苦しみを忍び、更に信心を励ますならば、必ず仏果を得ることができるのです。
解説:
この文章は、佐渡御書の中に収められている「御義口伝」という御書の一節です。佐渡配流中の日蓮大聖人が、弟子たちを励ますために述べられた言葉です。
日蓮大聖人は、人生には苦しみはつきものであると説いています。しかし、その苦しみは無駄なものではなく、私たちを成長させるための試練なのだと教えています。苦しみを乗り越え、さらに信心を深めることによって、私たちは真の仏果を得ることができるのです。
この言葉は、現代を生きる私たちにも大きな励みとなります。人生には様々な困難や試練が訪れます。しかし、そのような時こそ、私たちは法華経への信心を深め、勇気を持って立ち向かうべきなのです。日蓮大聖人の御言葉を胸に、苦難を乗り越え、真の幸福を掴み取っていきましょう。
出典:
- 佐渡御書「御義口伝」
補足:
- 上記の文章は現代語に訳されています。
- 佐渡御書には、他にも多くの励ましの言葉が収められています。ぜひご自身の目で確かめてみてください。