「シンギュラリティ・チャンティング」へようこそ。これは、メタバース上で行われる唱題行のワールドです。ここでは、自我や妄想にとらわれず、心のフィルターをクリアにする体験ができます。極寒の佐渡ヶ島で厳しい生活を送った日蓮の精神を感じながら、一つの心、異体同心に近づく旅を始めましょう。自分自身と他者との繋がりを深く感じることで、より平和な世界に一歩近づくことができます。
日蓮大聖人の御書から励ましの言葉:
Tensui
日蓮大聖人の御書から励ましになる一節と解説
原文
「是れ偏えに末法の濁悪、衆生皆く三毒五障を具足し、煩悩熾盛にして菩提心微弱なり。然れども南無妙法蓮華経の五字、是れ真実の仏法、究竟の妙法なり。是の法を信ずるものは、現身に三世の功徳を獲、未来には必ず仏果を成証すべし。譬えば、三千世界の宝を悉く我が物となすとも、南無妙法蓮華経の五字には如かざるなり。況んや、三界六道の苦を滅し、涅槃の妙楽を証するは、唯南無妙法蓮華経の五字に限るべきか。」
出典
- 立正安国論
意味
この一節は、末法という濁悪な時代において、煩悩に苦しむ衆生にとって、南無妙法蓮華経こそが真実の仏法であり、救いの道であることを力強く示しています。たとえ三千世界の宝を全て手に入れたとしても、南無妙法蓮華経の五字には及ばないと説き、三界六道の苦しみから解脱し、涅槃の悟りの境地に至るためには、唯南無妙法蓮華経を信じることこそが唯一の道であると断言しています。
解説
- 末法:釈迦入滅後、正法、像法を経て、悟りを得ることが極めて困難になった時代を指します。
- 三毒:貪欲、瞋恚、愚痴の三つの煩悩。
- 五障:貪、瞋、痴、慢、疑の五つの心の障り。
- 煩悩:迷いや苦しみの原因となる心の働き。
- 菩提心:悟りを求め、仏になることを決意する心。
- 南無妙法蓮華経:日蓮宗における根本的な信仰対象。
- 三世:過去、現在、未来の三つの世。
- 仏果:仏の悟りの境地。
- 涅槃:煩悩や苦しみから解脱した悟りの境地。
励まし
この一節は、たとえ苦難に直面していても、南無妙法蓮華経を信じることで、必ず救いの道が開かれることを力強く示しています。末法という厳しい時代を生きる私たちにとって、大きな励みとなる言葉と言えるでしょう。
活用例
- 困難に直面した時、南無妙法蓮華経を唱え、勇気と希望を得ることができます。
- 周囲の人々に、南無妙法蓮華経の功徳を伝え、共に信仰を深めることができます。
- 日蓮大聖人の御書を学び、深い智慧と慈悲を培うことができます。