Singularity Chanting 20240706

画像提供:Being

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「シンギュラリティ・チャンティング」へようこそ。これは、メタバース上で行われる唱題行のワールドです。ここでは、自我や妄想にとらわれず、心のフィルターをクリアにする体験ができます。極寒の佐渡ヶ島で厳しい生活を送った日蓮の精神を感じながら、一つの心、異体同心に近づく旅を始めましょう。自分自身と他者との繋がりを深く感じることで、より平和な世界に一歩近づくことができます。

日蓮大聖人の御書から励ましの言葉:

Tensui
Tensui

日蓮大聖人御書『報恩抄』より、勇気と希望を与えてくれる御文

原文

「仏法なければ人倫なし。人倫なければ仏法なし。是れ二車の如し。車の両輪のごとし。車の両輪なければ車は行かぬ。仏法人倫ともに具足してこそ真実の仏法なり。是れ偏法なり。偏法は邪法なり。邪法は魔道なり。魔道は地獄なり。」

現代語訳

仏法がなければ、人間としての道義も存在しない。人間としての道義がなければ、仏法も存在しない。これは車の二つの車輪のようなものである。車の二つの車輪がなければ車は走らない。仏法と人間としての道義を共に備えてこそ、真実の仏法と言える。一方のみに偏った教えは、真の仏法ではない。偏った教えは邪悪な教えであり、邪悪な教えは魔道に通じる。魔道は地獄に通じる。

解説

この御文は、『報恩抄』の中で、恩に報いることの大切さを説いた箇所の一部です。日蓮大聖人は、仏法と人倫を車の二つの車輪に例えています。二つの車輪が揃ってこそ、車が正しく進むように、仏法と人倫も共に備えてこそ、真の仏法と言えるというのです。

仏法は、私たちに生きる指針を与え、苦しみから解脱するための道を示してくれます。一方、人倫は、人間としての道義や倫理観を指します。思いやりや感謝の気持ち、正直さや正義感といった人としての基本的なあり方を教えてくれます。

仏法だけを学んでも、人倫を忘れてしまえば、傲慢になったり、他人を傷つけたりするような行動をとってしまうかもしれません。逆に、人倫だけを重視しても、仏法の教えがなければ、真の幸福を見つけることはできません。

日蓮大聖人は、この二つの要素が車の二つの車輪のように車の運行に欠かせないものであるように、私たちの成長や成仏にもどちらも必要不可欠であると説かれているのです。

この御文から得られる勇気と希望

この御文は、私たちに大きな勇気と希望を与えてくれます。

たとえ苦難に直面していても、仏法と人倫という二つの車輪をしっかりと備えていれば、必ず正しい道を進むことができると教えてくれます。

また、仏法と人倫を共に実践することで、真の幸福を手にし、成仏することが可能であるという希望を与えてくれます。

日蓮大聖人の御文は、私たちの人生を照らす灯火のようなものです。この御文を心に刻み、仏法と人倫を共に実践していくことで、より良い人生を歩んでいきましょう。

出典

  • 日蓮大聖人御書『報恩抄』

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